皆様の菩提寺である瑞泉院の最新情報や仏事行事含め、「お寺をもっと知ってもらう」活動をしてまいります。日々更新してまいりますのでお楽しみに。また檀家以外の皆様もお参りください。
2023.04.7

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2023.03.21
春彼岸永代供養法要
2023.02.08
開山忌
2023.02.03
2023.01.10
節分会厳修
新年 住職挨拶
雪裡梅花唯一枝
せつりのばいかただいっし
これは曹洞宗を開かれた道元禅師の師・如浄禅師のお言葉です。
「悟りを得た時、雪の中に一枝の梅の花が香る」という意味です。曹洞宗大本山永平寺第77世貫首丹羽廉芳禅師直筆の掛軸が瑞泉院にあります。丹羽禅師は、瑞泉院に3回ご来山されております。1度目は昭和50(1975)年先代30世住職結制上堂の時、2度目は昭和52(1977)年足利いずみ幼稚園開園の時、3度目は昭和57(1982)年28世住職50回忌・29世住職33回忌の時です。丹羽禅師の筆名(ペンネーム)は、「老梅」でした。春に散りゆく「桜」より、古来日本人は「梅」を愛したと言われております。丹羽禅師もその方のお一人でした。
永平寺の冬の厳しさは言うまでもなく、何メートルもの雪が深々と降り積もります。そんな厳しい寒さの中で、雪に覆われた「梅の蕾(つぼみ)」がやがて来る春の訪れを待ちわびている姿が目に浮かびます。冬の厳しさに耐えてこそ、梅は香(かぐわ)しい花を咲かせます。この梅花は「悟り」の象徴であり、仏の世界そのものを指しています。
私たちの人生も同じではないでしょうか。苦労を重ねて達成したり実現したことが「雪裡の梅花」でしょう。コロナ禍で辛い思いをなさっている方がたくさんおられると思いますが、シェイクスピア「マクベス」の言葉にもあるように「明けない夜はない」と信じ、令和5年も精進努力して参りたいと思います。
瑞泉院 住職 新田文英 合掌

●令和5年(2023年)年忌表